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おぞましきセンチメンタリズム
2006.09.23 (Sat)
人間なしでは生きていけないペットは「捨てるくらいなら殺せ」と考える。自分の手を汚さずに「捨てる」「保健所に処分を依頼する」という「殺し方」をして自らの良心を誤魔化す飼い主は卑怯であり、飼育を中断して死に追いやるなら最後まで自分の手でケリをつけるべきだ。
この考えは変わらない。
しかしこの人のやってる事は全く理解できない。

直木賞作家の坂東眞砂子さん(48)=フランス領タヒチ在住=が、日本経済新聞に寄稿したエッセーで告白した「子猫殺し」。その内容をめぐって余波が続いている。タヒチを管轄するポリネシア政府は、坂東さんの行為を動物虐待にあたると、裁判所に告発する構えを見せている。20日から26日は、動物愛護週間。坂東さんが、真意を語りたいと毎日新聞に寄稿した。 
 ◇坂東眞砂子さん寄稿…子猫を殺す時、自分も殺している
 私は人が苦手だ。人を前にすると緊張する。人を愛するのが難しい。だから猫を飼っている。そうして人に向かうべき愛情を猫に注ぎ、わずかばかりの愛情世界をなんとか保持している。飼い猫がいるからこそ、自分の中にある「愛情の泉」を枯渇させずに済んでいる。だから私が猫を飼うのは、まったく自分勝手な傲慢(ごうまん)さからだ。
 さらに、私は猫を通して自分を見ている。猫を愛撫(あいぶ)するのは、自分を愛撫すること。だから生まれたばかりの子猫を殺す時、私は自分も殺している。それはつらくてたまらない。
 しかし、子猫を殺さないとすぐに成長して、また子猫を産む。家は猫だらけとなり、えさに困り、近所の台所も荒らす。でも、私は子猫全部を育てることもできない。
 「だったらなぜ避妊手術を施さないのだ」と言うだろう。現代社会でトラブルなく生き物を飼うには、避妊手術が必要だという考え方は、もっともだと思う。
 しかし、私にはできない。陰のうと子宮は、新たな命を生みだす源だ。それを断つことは、その生き物の持つ生命力、生きる意欲を断つことにもつながる。もし私が、他人から不妊手術をされたらどうだろう。経済力や能力に欠如しているからと言われ、納得するかもしれない。それでも、魂の底で「私は絶対に嫌だ」と絶叫するだろう。
 もうひとつ、避妊手術には、高等な生物が、下等な生物の性を管理するという考え方がある。ナチスドイツは「同性愛者は劣っている」とみなして断種手術を行った。日本でもかつてハンセン病患者がその対象だった。
 他者による断種、不妊手術の強制を当然とみなす態度は、人による人への断種、不妊手術へと通じる。ペットに避妊手術を施して「これこそ正義」と、晴れ晴れした顔をしている人に私は疑問を呈する。
 エッセーは、タヒチでも誤解されて伝わっている。ポリネシア政府が告発する姿勢を見せているが、虐待にあたるか精査してほしい。事実関係を知らないままの告発なら、言論弾圧になる。
 ◇解説…動物の生と死、多角的議論を
 坂東さんは「子猫殺し」を発表することで、愛猫に抱く葛藤(かっとう)を伝えるとともに、過剰なペット依存社会に一石を投じ、動物の生と死について再考を促そうとした。しかし現状では、多角的で本質に迫る議論には発展していない。
 「雌猫3匹が産む猫を、がけから放り投げている」。この強い表現は、猫への愛情と罪悪感が希薄な印象で、読む側の不快感につながった。言葉を扱うプロだからこそ、意図を正確に届ける工夫がもっとほしかった。
 また、猫への避妊手術は、坂東さんの挙げる野良猫対策とは異なる側面もある。野良猫の7割以上がウイルスを持っているといわれる猫エイズの予防だ。治療法は確立されていないが、体液の接触感染が主な原因で、不妊・去勢手術を施してけんかや交尾の機会を減らせば防ぎやすくなる。
 現代社会の猫や犬は、単なるペットではなく、人生の伴りょとして扱われる。坂東さんに賛同する人は少ないだろう。ただ、私たちが「動物にとっての本当の幸せ」を知るすべはない。動物の飼育を「自分勝手な傲慢(ごうまん)」と考えている人はどれだけいるだろうか、人間に向かうべき愛情が動物に偏って注がれていないか……。坂東さん、そして社会が抱える病理を多数派の意見で押し込めてはならない。【鳴海崇】
 ◇子猫殺し 坂東さんが日経新聞8月18日夕刊でエッセー「子猫殺し」を掲載。飼っている雌猫に避妊手術をせず、子猫が生まれるとがけ下に投げていることを明らかにした。日経にはメールと電話で延べ1497件(今月19日現在)の意見が寄せられた。「残酷で不快」「動物愛護の精神に反する」「生命を軽視している」「避妊手術と、子猫を殺すことを同列に論じるのはおかしい」など、大多数が批判。少数だが「納得できた」「これからも生と死について書き続けて」との賛意もあった。
(毎日新聞) - 9月22日15時45分更新



殺す事そのものを正当化し、あまつさえその主張を数百万読者に向けて公表す。
更にそのおぞましい行為の根拠としてあまりにも幼稚で独善的で一方通行のセンチメンタリズムに満ちた自説を恥じもせず展開するに至っては、胸が悪くなると言う他に言うべき言葉が見当たらない。

坂東氏は避妊手術が「生命力、生きる意欲を断つことにつながる」との主張で避妊手術を否定しているが、なぜそれが生命そのものを断つ事の肯定につながるのか。
断種されるペットの『「私は絶対に嫌だ」と絶叫する』声が聴こえると言うならなぜペットが「生命そのものを断ち切られる時の絶叫」には耳を塞ぐのか。
自らの行為の正当化にナチスドイツ下の同性愛者弾圧を持ち出しているが、生殖能力をなくした生物の生を否定する氏の思想はそれこそナチスの採用した優生学的思想そのものではないか。
『自分勝手な傲慢』と認めつつペットを飼う事は「人間>ペット」という序列を認めることだ。なのになぜ避妊手術に話が及ぶと突然その序列を否定するかのごとき主張を行うのか。だったら初めからペットなど飼わなければいいではないか。

かように至るところで破綻した氏の主張は結局のところ自己擁護と詭弁の羅列に過ぎず、全く見苦しいという他はない。
氏が今行うべきはこんなところで己が俗物性を披露する事ではない筈だ。

いかにも中二病のガキが感化されそうな欺瞞ではある。

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