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teenage blue
2006.02.05 (Sun)
日本で一番「持ってるのが珍しくない」アルバムである宇多田ヒカルの1stアルバムを最近また良く聴いていたりする。
個人的には宇多田と椎名林檎はいずれも1stがそのままベストと思う。特に宇多田のは凄い。奇跡的なクォリティだと思う。


初期の宇多田の楽曲は十代特有の閉塞感や思春期に行き場のない堂々巡りの思いを抱えて悶々とする様を色濃く漂わせている。

十代が甘美な思い出として想起されるのは大人のセンチメンタリズムに過ぎない。当人にとっては決して甘く楽しい日々ではなく、いつ解決するでもないドロドロとウェットな思念に振り回されてそれどころではない。楽しいより不安や苦しみが遥かに勝る。
多くの人にとって十代とはそんな時代ではなかったか。

宇多田ヒカルの1stアルバムは、キラキラの陰に隠れたこの十代の怨念があるがままに切り取られて昇華しているという点で類稀れな一枚といえる。


このFirst Loveを作り上げた頃の宇多田ヒカルはまだ15-16歳であった事を考えるとその表現力は恐るべきものがある。何たる早熟。
今では妙にすっきりと洗練されたポップシンガーとなってしまった感が否めない彼女だが、少なくともこの頃の宇多田ヒカルは思春期の怨念をあるがままに自由自在に表現できる正しく唯一無二のミュージシャンだった。

歳を重ね女になった彼女はもう二度とあの頃の宇多田ヒカルには戻れない。1stアルバムの宇多田ヒカルを聴く度に思い知らされる現実はそのまま、あの日々を永遠に失ってしまった自分自身を包む郷愁の姿でもある。

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